フジサンの秘密基地!

とりあえず娯楽の本質を模索する試験ブログです。

暇つぶしにつきあってください

 

 

 最近面白いこと無いな。休みの日は金がない恋人も居ないでゲームか読書。

 つまらない、もっとこうお金が要らない娯楽はないものか? 出来れば運動不足を解消できるようなスポーツ的な何か。

 ありました! 制限時間内にポイントからポイントまで歩くスポーツなウォーキング。

 

『 おさんぽ 』

 

 目的地は隣街の浜松市

 浜松といえば浜名湖浜名湖といえばやはり競艇とウナギでしょうか?

 競艇はお金が無いのでウナギにします。

 

JR新所原駅にある

【駅のうなぎ屋やまよし】

は鰻丼ならぬ鰻うどんという珍しい食物があるという。

 無論、磐田駅で乗ってそのままゆけば辿り着けるのですが……

 

 JR浜松駅を降りてメインストリートに出たらなんとなくの方角を頼りに浜名湖の西、浜松の隣の湖西市へゆこう。

 歩きで

(なんか遠くにネネちゃんのお母さんがいる気がするんだよなあ)

馬込川のほとりはすっかり春の色。

水鳥が笑顔でプカプカ。

菜の花もツクシも炒めて美味しい。

春先は一番好きな季節des

仕事でバタバタしているうちに桜が咲いて散ってゆく。10年前の小学生がスーツ着て彼女からもらったピアスして赤い車を運転してる。

 

 大人になってからの10年は本当に短い。

 老朽化した住宅や10年ほったらかしのソフトクッキーみたいなアスファルトを抜けると徐々に町並みが整い出す。

国道150号線』

 街を歩いていると樹木の塊が見えますね。

多くの場合、神社です。

 神社は基本的に自然を崇拝する宗教であるため御神域といって、ここらへんに神様いるからね? 無闇に伐採したらバチあたるよー!

 ということで都会の真ん中に森ができる。

【つもり神社】

 

藤原不比等たちによって創建された、というから大化の改新で有名な飛鳥時代後半か奈良時代前半ですね。古墳時代末期といえば伝わるでしょうかね? 

今でこそお店やオフィス、工場が立ち並ぶ大きな街ですが、大昔はここが遠州灘の海岸でした。

 かつては大きな河が流れていて氾濫する度に山から運ばれて来た砂で埋め立てられてできた扇状地、それが浜松という地方都市の南半分なのです

 なので吉牛やマクドナルドのあるこの場所は神社が建てられた当時まだ海岸線で航海の安全のために大阪から海の神様を連れてきたというわけです。

 学校のような建物とマンションのような高層建築がたち並ぶ長いカーブをぬけると松が植えてありますねえ。

 日本では大宝律令の時代から全国に国道がありまして江戸時代には松が植えられていたそうです。もしかしたらこちらの道路は旧街道の一部なのかも知れません。

 

天竜川〕

天竜川は扇状地にできた浜松、磐田という街を語る上で外せない存在ですねー。

暴れ天竜の異名を持つ水害の川で、上流にダムが造られるまでは毎年どこかの街が破壊されていたようです。

 

 浜松市磐田市を分断するこの暴れ天竜ですが、なぜそんな危険な下流に街ができたのかというと、それは恐らく産業を支えていたからでしょうね。天竜川の源流は諏訪湖でありそのほとりには龍を祀る諏訪大社があります。

 

 つまり古代から天竜川は信州と遠州を結ぶ高速道路だったと言えそうです。実際縄文時代の遺跡や古代の神話に共通性が見られるとのこと。

 筏乗りといって昭和の頃まで上流の山奥で伐採した杉や檜といった材木をイカダに組み上げて河口まで下るウォータースライダーのような職業が存在しました。一回下るだけで相当儲かったらしく、筏のライダーたちはいつも羽振りが良かったという。ただしカーブを曲がりきれずに帰らぬ人になることもままあり、若い独身男性ばかりだったそうです。引退後は炭焼き師になった模様です。

 今の時代だったら若いお姉さんイカダライダーもいたかも知れませんね。鉄道や自動車道が整備され上流にダムが出来ると廃業になりました。

 因みにイカダに乗っている時のスタイルは『全裸』です。股ズレ対策です。

当然材木を納品して伝票を切るときは産まれたままの姿を道行く町人達に見られました。

 

 もう佐鳴湖は通り過ぎただろうか?

❨※東京から大阪へ向かうとき、浜名湖の手前にある小さな湖のこと❩

 

 しばらく海岸沿いの気持ちの良い道を歩いていたら心なしか見覚えのある風景に出ました。

 そんな馬鹿なと確認してみたらカーソルは西では無く一気に東へ戻った。

 そう。会社の寮がある磐田市へ……

 因みに私がマイスポーツとして行う

「お散歩」にはいくつかルールがありまして、その1つが

 食事をミッションにチョイスした場合、目的地に到着するまで食事は禁止行為になります。

したがって徒歩でしか来れない名店が本日たまたま営業してようと、パンを焼く香ばしい匂いがしようとすべて無視して目的地に向かわねばなりません。ところがこの南磐田にはこの時間に営業している鰻屋なんてありません。

そこで頼りになるのが地元のスーパー

ですが、ここでも悲劇がおきます。

時期的なものなのか、それとも政治情勢的なものなのか?

 頼みの綱の中国産冷凍ウナギがどこにも置いておりません。

 仕方が無いのでそれっぽいものを購入し自宅で鰻丼的な何かを作りましょう。

 

 はい何処となく鰻丼ぽい何かが出来ました。早速食べて行きましょう。んなんだろう?モノは確かに香辛料で味を整えて油で揚げたスパイシーなサバなんですけど、こう青身魚特有の脂っぽさがありつつサバ特有の臭みが完全に抜けてますね。美味しいです。あとウナギを焼いたような香ばしさに染み込んだウナギのタレが非常にマッチしていて確かに鰻丼を食べているかのような錯覚があります。これは完全に狙ってますねえ。

 

 というわけでウナギを食べに行くお散歩でしたがこれでミッション成功でよろしいですか?