お金について考え続ければお金持ちになれるに違いない。
お金持ちは『お金を沢山持っている人』
つまりお金が沢山あればお金持ちになれる、ということでいいかね。
むかしはお互いが欲しいモノを募集して直接交換しあっていました。ところが必ずしも相手が望むアイテムを持ち合わせておらずマッチングが困難だったので、その解決策として
塩やお米、布といった誰もが日常で使う日持ちのする消耗品を持ち歩いて相手に渡していました。
ここは山に囲まれた大きな湖の村。
肉🍖を持ってる肉屋のお姉さんは魚🐟が欲しい。
メロン🍈を持ってる漬物屋のオジサンは肉🍖が欲しい。
通常はこうなった場合、お互いがマッチング出来ずに終わりますがここで漬物屋のオジサンが『もしその肉🍖をくれたら代わりに日持ちする塩🧂×5をあげるけどどう?』と肉屋のお姉さんに相談したとします。
この塩🧂はみんなが欲しがりますが山を幾つも越えた漁村で採れるもので半年に一度やってくる行商人が持ってくる貴重な品物です。
肉屋のお姉さんは肉を手放す代わりにこの貴重な塩を5個貰いました。
その後、肉屋のお姉さんは漁師のオバさんからのところで塩🧂と魚🐟を交換して貰いましたがまだ塩🧂が2つ余っているので、板前のお兄さんに塩2個をあげて代わりに魚を刺し身にして貰いました。
これが物々交換の世の中です。
山に囲まれた大きな湖の村の人たちは漬物屋のオジサンが出してきた塩🧂の価値を信用していたから引換券のように使えました。
これはそのうち貝殻になりました。
形と大きさを整え数珠繫ぎにした貝殻のネックレスを村人たちは占いや呪術に使っていましたが、ネックレスの長さで貝の数が解るし自然のモノなので模造されず、塩🧂と違い消えないので永遠にぐるぐる回せます。
これがいわゆる『お金』で、物々交換を円滑にするためのチケットなんです。
これが例えば大きな国が出来て運送業が発達してくると村と村、町と町、で物を大量に交換するようになりますが、そうなると貝殻のネックレスが足りなくなりました。
ここでようやく小さな金属を潰して丸くした『硬貨』が誕生します。
この硬貨は塩や貝殻のネックレスと違って材料と複雑な型さえあれば造れますし、増え過ぎたら増税して流通量を国がコントロール出来ますが多分ややこしくなるのでまたの機会に。
お金の役割を整理するとこうですね。
・物と物、物とサービスをつなぐ券
つまりお金自体はただのチケットなんですね。
そこに価値を認めた人同士で使ってるお祭りの引換券と同じ。
その役目を果たしてこそお金に価値があるのであって例えば貧富の差が開いている社会では、庶民はなかなかお金を得られないので、
みんなで話し合ってお金の代わりになるチケット作るなり物々交換に戻す方が効率良かったりします。
ど田舎の一次産業がこれに近いことをしています。労働力を現物支給で雇ったりしてます。
魚と野菜を直に交換したりします。
現金収入が必要なのは機械を動かす燃料を購入したりするからですが、日本円が外国に流出して国内から無くなれば無くなるほど
そもそもお金としての役目を果たさなくなるので、別なやり方で燃料を入手した方が簡単になります。するとお金はみんなからそっぽ向かれて
いよいよただのゴミになってゆくはずです。
冒頭に掲げた
『お金を沢山持っている人』は、結局はかつてお金だったゴミの山を抱える人になります。
だからたぶんお金持ちの人は貧富の差が開きすぎたら骨董品とか絵画を買い漁ったり、とりあえず一旦価値のあるモノに交換するんだと思いますね。
以上は全て個人の感想です。