みなさん化石(かせき)って知ってますか?
化石というのは大昔のいきものが何らかの形跡を地層に遺している状態のことです。
西は天竜川から東は掛川市に跨がる奇妙な山脈があるのですがそこから『掛川層群』という地層が発見されました。
掛川層群はいくつかの地層からなっているのですがここで魚介類などの化石が大量に発掘されました。
磐田市、森町、袋井市、掛川市の里山は太古の昔、海底の模様だったんですね。触ると本当にきな粉みたいな砂で出来ていて舐めるとカビたきな粉みたいな味がします。つまり貝類かなにかのいきものの死骸が堆積して出来たプロテインの塊なんですね。
袋井市にある原野谷川(はらやがわ)の流域には大日層という地層があってこれは掛川層群の中でも最も浅瀬だった場所でそこには大量の貝の化石があります。
道ぞいに秋葉常夜燈というのが見えてきました。
これはむかし牧之原市で取れた塩を長野県の塩尻市まで売り歩くルートに設置された目印でした。そのほかいっさいのことはわかりません。
山間部の湿った谷を進んで、途中斜面を歩いてたクマ🐻にビビりながら狭いカーブを過ぎると開けた農地に出ました。
畑の真ん中にタニシのような螺旋状の小山がそびえ立ち、一本杉が入口を示している。
山の頂上には不思議な岩が二つ、それが
まるで夫婦のように寄り添っていました。
寒さが残る3月上旬の真っ昼間のこの場所は、人っ子一人居なく、時折通るトラックの音が聞こえます。
宅地造成の際に発掘されたモノを一種のモニュメントとしてここに置いたのでしょうか?
岩の周りにも無数の貝殻模様の石や貝殻の破片が散乱しています。
これが200万年前に生きていたらしいです。
無学な私には種類を見極める力がありませんがとりあえずタニシのような巻き貝とホタテみたいなのはいますね。
ただ森町と袋井市はクマの目撃情報が多いので念のためにクマ用のスプレーと鈴を装備して、日没後は行動しないほうが良いと思われます。