人間にせよ、他の動植物にせよ魂は共通規格である、と思われる。
肉体は魂というパイロットが操縦するロボットであり、少なくとも脊椎動物であれば固有の本能なるものは殆ど存在しない。
カンガルーに産まれたからカンガルーの性能を生かした生き方をするようになるのであり、ネコに産まれたらネコとして生きる為の勉強を後天的にする事になる。
※歳をとっても魂はそのままだが、ハードがボロボロに壊れて行くので本人が今まで通りにリカバーしようとすればするほどドツボにハマります。
割り当てられた機体の操作に慣れて行くしかないのが魂というパイロットの宿命なのだ。
もしもカンガルーが人間に生まれ変わったら、記憶を持っていようが最終的には問題なく「人」として社会に溶け込んで行くことだろう。逆もしかり。
ムスペル経済 デジタル(夕刊)